食生活アドバイザー検定の独学合格を狙っている人にとって、「何を使って、どれくらい勉強すればいいのか?」は悩むポイントですよね。
私は2021年7月に、初めて食生活アドバイザー検定の3級を受験して、独学で合格できました。
独学の勉強方法としては通信講座などもありますが、食生活アドバイザー検定はテキスト1冊でも十分だと実感しています。
検定用の参考書は、すごくよくまとまっているので、1冊をしっかり勉強すれば、試験範囲は習得できます!
この記事は、食生活アドバイザー検定試験3級の受験から合格までの体験談です。
- 実際に使った参考書
- 勉強に費やした時間や勉強方法
- 試験内容についての感想
などをご紹介しています。
食生活アドバイザーの独学合格を目指している人は、ぜひ参考してくださいね。
食生活アドバイザーは独学でも十分合格できる
食生活アドバイザーの試験内容は、普段の食生活と関わりが深く、テキストを読んでいても「ああ、これ聞いたことがあるな」と感じる部分が結構多いです。
学校で勉強した家庭科みたいだな、と感じました。
テーマが身近だから覚えやすい
食生活アドバイザーの勉強内容は、6つのテーマがあるんですね。
その中の1つに「食文化と食習慣」に関するテーマがあります。
この範囲で勉強する内容は
- 包丁の使い方
- 箸を使うときのマナー
- 食に関わることわざ
等です。とても身近な内容ですよね!こういった部分は、勉強していて記憶にも残りやすいです。
もちろんこれだけではなく、栄養やダイエットに関すること、衛生に関すること、流通に関することなど、試験範囲は広いです。
でも、内容が全て「食生活」に関わっているから、理解しやすい。
他の検定試験よりも覚えやすかった、というのが感想です。
60%正解すればいい!
食生活アドバイザーの試験は、6割正解できれば合格できます。
これ、結構ハードル低いです。
問題形式と点数配分は、次の通り。
- 3級・・・選択問題(マークシート方式 50問、1問2点)100点満点
- 2級・・・選択問題(マークシート方式42問、1問2点)と記述式問題(13問、1問3点)で123点満点
6割で合格なので、3級だったら30問(60点)正解できればOK。
20問間違えても大丈夫なんです。少し安心しませんか?
3級はすべて選択式なので、答えが分からなくても消去法で考えたりもできるし、正解を導きやすいです。
2級は記述問題があるので、少し難しくなります。
とはいえ、文章を書くような記述問題はないので、難易度が一気に上がっているような感じはありません。
個人的には、2級もしっかり勉強すれば、独学でも合格ラインの6割は取れると思っています。
検定試験の主催団体の公式サイトには、サンプル問題が掲載されています。
どんな問題が出るのか、見てみるとよいですよ。
食生活アドバイザーを独学で合格するためにおすすめなテキスト
私が3級受験に使ったテキストは、主催団体であるFLAネットワーク協会が出している公式テキストです。
問題集も一緒になっています。
テキストは6章構成。各科目の出題範囲ごとにまとめられています。
各章の終わりには、問題が15問ずつくらい掲載されていて、この1冊だけでインプットしながらと定着の確認ができます。
実際に使って合格できた参考書なので、おすすめするならこのテキストを一押しします。
公式テキストの他には、ユーキャンのテキストもあります。
どのテキストでも試験範囲は網羅しているので、ちゃんと学習すれば合格は手にできます。
テキスト選びに迷ってしまうなら、公式テキストにしておけばOK。
食生活アドバイザー3級の独学合格に費やした勉強時間と勉強方法
続いて、実際に試験前にかけた勉強時間や、勉強方法について。
試験勉強に費やした時間
私が実際に勉強に費やした時間は、10時間くらいだったと記憶しています。
試験1週間くらい前から、細切れ時間でテキストを読み始めました。
一回に15分とか20分とか、その程度です。
ただ、細切れ時間での勉強だと、進みは遅かったです・・。
試験前2日間は、4時間ずつくらい時間を確保して、集中的に勉強しました。
テキストの使い方
テキストは1章から順に、ひたすら読み進めました。
各章の最後には、その範囲の問題が掲載されているので、一章読み終える度に問題を解いていきました。
間違えた問題は正解を確認して、テキストも再度読み直し。
正解でも選択に迷った問題は、テキストを見直しておきました。
こんな感じで、まずはテキストを1周。
2周目では「難しかった・覚えにくかった」と感じる項目を重点的に復習しました。
ただ時間が足りなくて、2周目は最後までできず。
こうして書いてみると、ごくごく普通の勉強方法ですね。
食生活アドバイザーっていきなり2級を受けるのはどう?こんな人はありだと思う
食生活アドバイザーは2級と3級があります。
初めての受験で、いきなり2級を受けることも可能なので、できるなら2級だけ受けて合格しちゃいたいな・・と考える人も多いと思います。
結論としては、一回の試験で済ませたいならありです。
2級の試験は記述問題もあって、選択式のみの3級よりは点数が稼ぎにくいですが、いきなり受験で独学だとしても、合格できる内容だとは思います。
特に、
- もともと食に関わる知識を持っている
- 記述問題も解けるぐらいに、しっかり暗記できる
- 勉強時間が十分に確保できる
という人は、いきなり2級受験でもいけるんじゃないかな。
主催団体のサイトでは、3級と2級の違いについて、以下のように書かれています。
3級では『消費者』の立場から食生活を見直す事を目的とし、それに応じたレベル設定をしています。
一方、2級になると『食を提供する立場』から、食ビジネスの視点までもが要求される実務的な内容になっています。(出典:FLAネットワーク協会)
ここだけ読むと、大分レベルが違うのかな?と思いますよね。
あくまでも私の感覚ですが、テキストを比べてみても、「2級の内容は、3級よりずっと難しい」っていう感じはなくて、少しレベルが上がったくらいかなぁという程度です。
ただ、繰り返しになっちゃいますが、2級は記述式問題があるので、しっかり内容を覚えて正しく書けるようにしておかないとダメです。
3級は問題全てが選択式なので、正解をとりやすい。
合格率も、当然3級の方が高いです。
公式サイトでは、平均合格率は平均で、3級が65%、2級が40%とあります。
この辺も踏まえて考えるといいかもしれませんね。
実を言うと、私もぎりぎりまで迷っていたんです。
結局、私の場合は、
- 2級に合格できる自信がちょっと持てなかった
- 必ず「合格」したかった
こんな理由で、3級から受けることにしました。
試験は年2回しかないから受験チャンスは逃したくない、でも不合格になって受験料を無駄するのもイヤ・・そんな気持ちがありました。
結果的に、3級の試験を受けて基礎部分に触れることができたし、2級合格への土台ができました。
私の場合は、3級から着実に合格を狙う方法で良かったと思っています。
もし、時間的にダブル受験が可能なら、2級合格を狙いつつ3級を滑り止めのような感じで受けるのもいいと思います。
試験は3級が午前中、2級は午後です。
当日の試験は、解き終わってしまえば途中退出もできます(退出できる時間は決まっていました)。
人によっては、3級で試験の雰囲気に慣れて午後の2級受験に備えられる、というメリットにもなるかもしれません。
食生活アドバイザー試験について、心得ておくとよいこと
食生活アドバイザー検定の試験について、知っておくとよいポイントを書いておきます。
試験は年2回、受験チャンスを逃さない!
食生活アドバイザーの試験は年に2回しかありません。
万が一7月のチャンスを逃したら、年内にもう一度チャンスはあります。
でも11月を逃すと、翌年の7月まで約8ヶ月くらい待たなければなりません。
結構、間隔が開いてしまいますよね。
「受験するかどうかまだ迷っている」なら、とりあえず願書だけは請求しておく方がよいです。
願書がないと受験申込ができないので、準備だけはしつつ、受験どうするか考えると良いですよ!
願書請求はネットでできるので、お金もかかりません。
願書請求には期限があるので注意!
食生活アドバイザー試験の願書は、請求期間があります。
願書請求ができるは、大体試験の2週間くらい前までです。
試験が近づくと、FLAネットワーク協会のホームページに検定試験の案内が公開されます。
試験直前では願書が手に入らないので、受験を決めたら願書請求は早めにしておくのがおすすめです。
私はカレンダーアプリを使って、提出物の期限を管理してます!
出題範囲を超える問題は出ないと思って大丈夫
検定試験の勉強をしていて、「テキストに書いてないことが出たりしないかな?」とチラッと思ったんですよね。
でも、テキストを読み込むだけで全く問題なしでした。
試験問題で、「あれ、こんなことテキストに載ってなかった気がする!」という文章があったら、大体それは正解じゃないんですよね。
自分が覚えてなかった・・ってこともありますけど(私はこれで間違えた問題がありました )。
テキストの内容に書かれていることを覚えておけば、合格ラインは達成できます。
1つ教材を決めたら、それでしっかり勉強するのが良いです。
私が使った主催団体公式のテキストは、とても使いやすかったのでおすすめできます。
もちろん、自分に合う勉強法というのはそれぞれ違うので、最終的には自分の好みや性格にあったものを選べれば一番良いと思います。
迷ったときは、ぜひ使ってみてください。
試験当日は焦らず最後まで諦めない
試験時間は90分で、結構余裕があります。
焦らずに、問題はしっかり読んで、時間ギリギリまで見直す。これも大事です。
問題の中には「適切なものを選びなさい」「適切でないものを選びなさい」など、うっかりすると読み違えるような問題もあります。
確実に、一問でも多く正解できるように、問題を解いていくのが良いです!
まとめ
食生活アドバイザーの3級試験に、独学で合格できた体験談をまとめました。
- どんな人にも関りのある食生活についてがテーマなので、勉強はそれほど苦にならない。
- 試験の内容は、独学でも十分に合格を狙える。
- 主催団体の公式テキストは分かりやすかったので、おすすめ。
- 試験は年2回。願書や受験申込のスケジュールはしっかり確認!
私は今度、2級にチャレンジします。もちろん独学です!