こんな思い、一度でも感じたことはないでしょうか。
息子が通う幼稚園は、週2回お弁当。正直なところ、今でもお弁当の前日は「あ~明日お弁当だぁ」って気持ちになります。
朝の慌ただしい中でやることが一つ増えますしね。
最初の頃は何を詰めたらいいのかな?と頭を悩ませたこともありました。
幼稚園のお弁当作りが苦手に感じてしまう理由には、色々とあると思いますが、
- 朝の時間がない
- 料理がそもそも苦手
- 何を作ってよいかわからない
- 上手に詰められない
- 子どもが食べてくれない
- 見栄えの良いお弁当をつくらなくてはというプレッシャー
等といった点は、私も含めて多くのママが感じたことがあるのではないでしょうか。
お弁当作りが苦手だと感じている場合、無理に頑張るよりも、苦手に感じる部分を軽減できそうな方法を試すのが得策です。
今回は、上記のような悩みを少しでも楽にするポイントを解説していきます。
幼稚園や保育園のお弁当作りが苦手だと感じている方は、参考にしてみてください。
幼稚園のお弁当作りを楽にするポイント
弁当グッズを子どもに選ばせる
新しい環境に飛び込むことは、やはり大人でも緊張しますよね。子供も同じで期待と不安で一杯です。
園生活に少しでも期待感を持たせるには、これから始まる生活が楽しいものだと想像させてあげられると効果的です。
新生活で使うグッズを本人に見せてみるのも方法の一つです。
今回の場合だと、お弁当箱やスプーンセットなどですね。
そして可能であれば、お弁当グッズを自分で選ばせてあげるのがおすすめ。
自分で選んだという体験をさせることで、お弁当に対するプラスの気持ちや期待が持てます。
もちろん年齢にあった容器を選ぶ必要がありますから、あまりにも年齢からかけ離れたものを選ばないように(あまりないと思いますが)、その場での根回しはしてくださいね。
- 「これとこれどっちがいい?」
- 「年少さんのお弁当箱はここからここまでのどれかだよ」
など、二択で選ばせたり、選べる範囲を示してあげると良いです。
お弁当箱のフタは、開けるのに少々力が必要なものもあります。自分でフタの開け閉めができるように、練習しておくのがおすすめです。
うちはロック式の弁当箱を使っていますが、力はあるので開けることはできました。
しかし、閉めるのに苦戦していました。パッキンの部分を弁当箱淵の部分に上手く置けなくて、ロックがかからないのです。
お弁当が始まってしばらくは、フタが外れた状態で持ち帰ってきたこともよくありました。
スプーンセットのケースも、スライド式のフタだと開けやすいですが、ロックを外して開くタイプだと指先の力が必要になります。
こちらも弁当箱と合わせて、開ける練習をしておくと良いですよ。
もちろん、練習して上手くできなくても大丈夫!ママと一緒に練習してみた、この経験が子どもの励みになります。
ところで、
幼稚園児のお弁当箱って、サイズはどれくらいがいいのか?初めての入園だと迷いますよね。
うちの場合は年少で360mlを使っています。初めての幼稚園弁当のサイズにはちょうど良いかなと思います。大きすぎず、小さすぎずなサイズです。
あくまでも目安ですが、市販で良く目にする弁当箱のサイズだと
- しっかり食べる子の場合・・・450ml
- 標準量の子の場合・・・360ml
- 小食の子の場合・・・280ml
とう感じで選ぶといいかと思います。
慣れないうちはおにぎりやサンドイッチが食べやすい
最初のうち、主食はおにぎりやサンドイッチだと食べやすいです。
サンドイッチはジャムなどで作れば十分です。具材に凝ると逆に食べにくかったりするので、簡単にできるものが結局は良かったりします。
混ぜご飯にしておにぎりにするときは、
- 大きな具材が混ざっている
- チャーハンのようなパラパラしやすいご飯
こういったご飯のおにぎりは食べにくいです。
混ぜご飯にするなら、ふりかけなどを使って作るのがおすすめ。うちでは「ゆかり」をよく使っていました。
スプーンや箸をそれなりに使える子でしたら、ご飯を弁当箱に詰めるだけでももちろんよいと思います。
園生活に慣れるにつれて「ふりかけ持っていく!」のようなリクエストも出てくるかもしれません^^
時間内にご飯を食べきるには、正しい持ち方でスプーンや箸を使えていることも重要にもなってきます。
スプーンやフォークは下から握って食べることができているか、確認してあげてくださいね。
おかずには赤・黄・緑を使う
おかずは主菜にプラスして、赤・黄・緑のものを入れるようにすれば、それなりに見えます。
例えば、
主菜:ミートボール、ハンバーグ、コロッケ
赤:トマト、にんじん
黄:卵、チーズ
緑:ブロッコリー、えだまめ、きゅうり、キウイ
といった食材があります。
この色の中から一品ずつは入れていくようにします。年少さんサイズのお弁当箱だとすぐに一杯になります。
えだまめをピックに刺しているカワイイお弁当も見かけますが、子どもが食べられるなら、さやごと入れればOK。
上手に食べられない場合は、練習を兼ねて家の食事に同じおかずを出してあげるのもおすすめ。
食べやすくしてあげることももちろん大事だし、リクエストがあればそうしてあげても良いと思います。
でも、ちょっと練習してそのまま食べられるなら、お弁当を作るお母さんとしても楽ですよね。
ママが負担に感じすぎない程度にやってあげてくださいね^^
にんじんを使うならグラッセがおすすめです。
輪切りの形状で作っておくと、お弁当の隙間を埋める目的としても使いやすいです。
私はいつも1~1.5cmくらいの厚さで作ります。
- そのまま使う
- 半月状にカットして使う
- 隙間に合わせて薄くスライスして使う
等々、結構重宝します。
事前に多めに作ってストックしておくと、朝が楽ですよ。
レンジ加熱でも簡単にできます。画像のように耐熱皿ににんじんと、砂糖、バターを入れて、ラップをして加熱するだけ。簡単ですよね!
お砂糖は甜菜糖を使っています。
バターは「切れてるバター」を使っているので、軽量も楽ちん。写真のバターは一切れ使って10gです。
加熱時間は我が家のレンジの場合だと、
- 600Wで1分
- 一度取り出して軽く混ぜた後、もう一度1分
とう手順で作っています。
固いかなと思ったら3回目以降の加熱時間を30秒ずつ追加し、様子を見て作っています。
このようにできあがります ↓
レシピはDELISH KITCHENというアプリを参考にすることが多いです。
紹介したグラッセもこのアプリで見つけました。
DELISH KITCHENは簡単に作れるおかずがたくさん掲載されています。おかず作りに悩んだら、使ってみてくださいね。
ブロッコリーを使うときも、あらかじめ茹でておきます。どの食材にも共通しますが、できるだけ事前に作って当日の調理作業を減らすようにしています。
弁当箱に入れる時は、
- マヨネーズをちょこっとつける
- 塩をふる
などして、少し味をつけてあげた方が食べやすいようです。
ブロッコリーやえだまめは冷凍品を使う手もあります。
例に挙げた食材を
- 市販の冷凍・冷蔵品を使う
- 事前に加熱調理しておく
という準備をしておけば、当日朝に調理が必要なものはほとんどなくなります。
こちらは、去年の4月、年少でお弁当が始まったばかりの頃に作っていたお弁当を再現したものです。
360mlサイズのお弁当箱です。
作ってみると、意外と少ない食材で一杯になるのだなぁって分かります。
うちの場合、年少でお弁当が始まったばかりの頃は卵焼き一個が食べられず、半分に切って入れていました。
食べきれないとそれがプレッシャーになって、お弁当の時間が苦手になってしまうこともあります。
子供が食べられる量だけ、少しずつの量をいれるのがコツです。
食材で色どりが上手く揃わなかったら、おかずカップの色に頼ることもできます。
赤・黄・緑のおかずカップを用意して、食材で足りない色を使えばOK。これをするだけでも大分見た目が違います。
使い捨てのカップでもカラフルのものが売っているので、それを使っても良いですよね。
ちなみに、画像上部にレタス型のおかずカップが写っていますが、これはちょっと使いにくかったです。
たまたまこの商品だけなのかもしれませんが、素材が固くておかずに合わせて変形しないタイプでした。
見た目が良いかなと思って買ったのですが、私は一度使って終わりました。ご参考までに。
使い勝手が良いおかずカップは、下記の通りです。
- マフィン型
- サイズは6号、8号
やはり王道の型、サイズは使いやすいと感じます。これから準備する方は参考にしてください。
画像だと、黄緑のカップが6号、赤と黄色のカップが8号サイズと同等です。お弁当の写真でも使っています。
大きいものから立てるように詰めていく
お弁当箱に詰める時は、大きいものから立てるように詰めていくと上手くいきます。
上のお弁当だったら、
- ご飯
- ミートボール
- キウイ
- 卵焼き
- チーズ、ブロッコリー
といった順番で入れていきます。
おかずは市販のものでOK!手作りにこだわらない
手作りのおかずでできたお弁当はもちろん良いですが、苦痛になってしまうくらいなら無理に頑張る必要はありません。
料理上手なママ友でも、時間短縮のためにお弁当に冷凍おかずを使っている人もいます。
最近は、市販のものでも添加物が入っていないおかずも増えてきています。
スーパーでもちらほら見かけるし、食材宅配などを使えば、化学調味料無添加のお弁当用のおかずが色々と手に入る時代です。
おかずの手作り大変だな・・・と疲れてしまったら、一度スーパーの冷凍品コーナーを訪れて、どんなものがあるかチェックしてみると良いと思いますよ。
周りの情報に振り回されない。自分のできるお弁当でOK
キャラ弁のようにかわいく作らないといけないんじゃないか、とプレッシャーに感じている人も多いかもしれません。
可愛く飾られたお弁当を持ってきている子もいるようですし、それはそれで良いですよね。
でも、普通のお弁当の方が大半なんじゃないかと思います。
実際に、私も含めて普通に詰めるだけで十分というママは多いです。
保育参観などで、お弁当の時間を何度か共有させてもらったこともありますが、自分の子のお弁当が特別に地味だとも感じませんでした。
自分の子どもが喜んで食べてくれればよいのですから、周りと同じようにしなくては、と思わなくても大丈夫です。
他の子のお弁当を見て「こういうのやって」とリクエストされることも、時にはあるかもしれません。
そんな時は、自分のできる範囲で子供の要望に応えてあげればよいのではないでしょうか。
私も以前、息子にオムライスをリクエストされたことがあります。お友達のお弁当がオムライスだったそうなんです。
朝からオムライスかぁ・・と思いましたけど、市販のオムライスの素に頼ってそれらしく仕上げました。ご飯が赤くなった時点で子供は大喜びです。
幼稚園のお弁当作りの注意点
最後に、幼稚園のお弁当作りの注意点をいくつかまとめました。
私が保育士として働いていた時の経験や、我が子を保育園・幼稚園に通わせて先生方から聞いたお話などをもとにしています。
ポロポロと食べにくいご飯
そぼろご飯は色どりがきれいですが、実はボロボロこぼれて子どもにとっては食べにくいこともあります。
先述した通り、スプーンを下から正しく握れていれば良いのですが、上から握って食べるクセが残っているとこぼれやすいです。
こぼすこと自体は全く問題ないのですよ。ただ、上手にご飯をすくえない、こぼしちゃった、というお弁当タイムは多少なりともストレスになりますよね。
ですので、まだ上手にスプーンや箸が使えていないとママが感じるうちは、そぼろご飯のようなパラパラした食材は少し待ってあげた方が良いかもしれません。
スプーンや箸の正しい持ち方を教えながら様子を見て、徐々に難しめの食材にチャレンジしていくと良いですよ。
先述しましたが、おにぎりにするご飯もパラパラするものは食べにくいので、食べやすく握ってあげるとよいですね。
海苔が噛み切れないこともある
おにぎりにの場合、時間が経つと海苔が湿ってしまうため、噛み切ることが難しい場合もあります。
うちの息子がまさにそうで、おにぎりを食べると海苔だけが最後まで残っていました。
海苔のせいでもあるかも?と思って、色々海苔を変えてみたりもしました。実際、海苔によっては噛み切れるものもありました。
荒く仕上がった感じと言うのでしょうか、海苔の面に穴ができているようなものだと、おにぎりでも食べやすいです。
でも近所のスーパーにそういう海苔が必ず売っているとも限らないですよね。
そんな時は、海苔をおろし金に当てて、小さな穴をあけて使うのがおすすめ。フォークや竹串で穴を開ける方法もあります。
海苔に穴をあけるグッズも市販されています。100円ショップにもあるようです。
ラップを上手くはがせない
おにぎりをラップなどに包んで持たせる場合、ラップの端がどこにあるか分からなくて、うまく開けないこともあります。
私はラップの先端にマスキングテープを貼って目印をつけていました。
マスキングテープ自体も、剥がしやすいように先端を折って浮かせておくと、子供も分かりやすいです。
こんな感じです↓
おにぎりを作ったときに子供に見せ、「ここ開いてみて」とはがす練習をさせてから持たせていました。
もしラップをはがすのに苦戦している子がいたら、試してみてください。
何度かやっていると、目印をつけなくても普通にラップをはがせるようになってきます。
弁当の中身が寄ってしまう
子供って飛んだり跳ねたりと元気ですよね。男の子などは、かばんをブンブン振り回したり。
すると、お弁当の中身が寄ってしまうという悲劇が起こります(^^;
お腹に入れば同じですが、隙間だらけだったせいで寄ってしまうのはちょっと悲しいですね。
他の食材と混ざって、味が悪くなることも考えられます。
先の項目で紹介した、にんじんのグラッセやえだまめなどで隙間を埋めて、寄り弁防止をしておくと安心です。
食材宅配のおいしい野菜や便利おかずを使って素材の質をあげてみる
最後に、
子どもにおいしいと感じてもらえるお弁当作りの案として、質の良い食材を使ってみる、という方法もご紹介します。
- 有機栽培で育てられた味の濃い野菜
- 化学調味料を使わないおかず
このような食材は、素材そのものが良いのでやはり美味しいです。
特に野菜は甘味をしっかり感じられます。
例えば、私はオイシックスという食材宅配サービスを利用していますが、そこで買ったトマトやにんじんは味が濃くて食べやすいです。
子供も違いを感じるのか、宅配してもらった野菜だとたくさん食べるのです。
こんな例もありますので、子供にお弁当を完食してもらうために野菜そのものの質をあげるのも一つの方法かなと思います。
また、オイシックスのような食材宅配サービスでは、添加物の使用を極力抑えたおかずもたくさん取り扱っています。
お弁当のおかず探しに迷っている方にもおすすめです。
お弁当のおかずがセットになったものも販売されています。
化学調味料を使っていないので体にも安心だし、数種類入っているので日替わりで違うおかずを使うこともできます。
画像だと分かりにくいですが、チャック着きの袋なので保存にも便利です。
食材の質を上げるという方法は、スーパーで揃えるよりもちょっと費用がかかることもありますが、その分のメリットはあります。
お試しセットで野菜などの食材を試すこともできるので、興味のある方は公式サイトをチェックしてみてくださいね。
食材宅配サービスについてはメリット・デメリットなどをまとめた記事もありますので、よかったら参考にしてください。
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まとめ
幼稚園のお弁当作りが苦痛だ、と感じている方に向けて、負担感を減らす方法や考え方をまとめてきました。
- お弁当グッズを選ばせたりすることで、期待感を高める
- 食べやすく、扱いやすい食材を使う
- 色は赤・黄・緑を意識する
- 手作りにこだわらない
- 周囲と比べなくて大丈夫
お弁当作りが始まる前に、試しに作ってみてもよいかもしれませんね。子供にとってもお弁当を食べる練習にもなります。
新生活が始まる時期は慌ただしく、母はやること盛沢山です。
頑張りすぎずにお弁当作りも乗り切っていきましょう♪