パルシステムは、関東圏を中心に1都10県を対象とした、生協による食材宅配サービスの一つです。
生協といえば、毎週カタログが届きそれを見ながら注文する、というサービス形式が一般的ですが、パルシステムにはもう一つのスタイルがあります。
それが タベソダというスマホアプリ使った宅配サービススタイルなんです。
タベソダを使うと、
- カタログなしで注文ができる
- 手数料(システム利用料+配送料)の無駄をなくす
といったことが可能です。
パルシステムを既に利用中の方や、これから利用を検討している方で、
- 紙のカタログはなくてもよい
- アプリだけで注文を済ませたい
- 注文の仕組みが分かりやすくてシンプルな方が良い
といった方はタベソダが役立つと思うので、是非本記事を参考にしてみてください。
パルシステム タベソダの特徴と利用前の注意ポイント
パルシステムの宅配サービススタイルは次の2種類があります。
- カタログなしで、アプリ一つで注文から配達までを完結させるスタイル
- 毎週カタログが届き、注文用紙やWEBなど、注文方法が選べるスタイル
上記の1がタベソダを使ったサービスになります。
不要なものを削り、至ってシンプルな形にした注文システムが、パルシステムのタベソダなんです。
タベソダの特徴
タベソダの大きな特徴としてあげられるのが
注文しない週は手数料がゼロ
という点です。
というのも、毎週カタログが届く宅配スタイルの場合、商品配達がなくてもカタログは届くため、毎回手数料がかかるのです。
食材宅配を使っていても、毎週注文しない人もいると思います。
そういう人たちにとっては、注文しない週にも手数料を払うのって、できれば避けたいところですよね。
これを解決してくれるのがタベソダです。
タベソダなら商品が配達される週だけ手数料を支払えばよいので、「手数料のみを払う週」が存在しなくなり無駄がありません。
私の場合、食材宅配を何社か併用しているので、毎週する食材宅配とそうでないところがあるタイプ。
ではタベソダの手数料はいくらなのか?
これは地域によって異なりますが、下記のような設定になっています。
タベソダ手数料(2021年3月時点)
1回165円~198円(税込)
カタログが届く宅配スタイル場合、手数料は198~220円(税込)。地域によっては、タベソダの方が手数料が安くなるケースもあります。
無駄がなくなるタベソダですが、紙カタログの配達がないのも大きなポイントです。
定期便だと毎週カタログが届きます。
入会したときに選んだメインカタログに加えて、その他のチラシカタログも同梱されていることもあります。
実際私がそうなんですが、食材宅配をメインで利用している人にとっては、目を通さないカタログも多いのですよね。
タベソダならカタログは一切届きませんから、紙の無駄もなくてスッキリします。
何度かタベソダを使って注文していますが、カタログが見れない分アプリは使いやすく作られているなと感じます。
特にカテゴリ検索が見やすいです。画面はこんな感じ。
- 時短セット商品
- 食材ごと
- ベビー用品 etc.
と細かくカテゴリ分けされているし、お目当ての商品があれば検索窓から直接入力して検索もできるようになっています。
普段からスマホを使い慣れている方なら問題ない仕様ではないかな、と思いますよ。
タベソダを使う前に注意したいポイント
タベソダは便利なアプリですが、利用前に確認しておきたい注意事項もいくつかあります。
タベソダを使い始めてから「知らなかった」とならないように、チェックしてみてください。
カタログの配達がなくなる
タベソダを利用する場合、カタログ類の配達は一切なくなります。
最初からタベソダでパルシステムに入会するなら、カタログなしの状態でも気にならないかもしれません。
しかし、カタログ配達スタイルを利用していた人は、今まで届いていたものが一切届かなくなるので、なくても不便はないと思えるか、切り替える前に一度考えてみてくださいね。
切り替えてもし不便だなと感じたら、またカタログ宅配スタイルに戻すことも可能です(切り替え手続きは必要です)。
ですのでタベソダが気になったら、どんな感じになるか試しに使ってみてもいいのではないかなとは思います。
注文はアプリからのみとなる
先述の通り、タベソダはアプリ完結型。
ですので、
- 注文用紙
- 電話
- ウェブサイト(パソコン/スマートフォン/携帯電話)
といった他の注文方法は利用できなくなります。
また、パルシステムにはカタログ宅配サービスの方向けに『ぽちパル』、『webカタログ』といった注文アプリがありますが、こちらもタベソダ利用の場合は使えません。
商品選びから注文までの全てをタベソダひとつで行います。
私は色んな選択肢があると訳がわからなくなってしまうので、「これだけ使えば大丈夫」という方を好むタイプです。
この記事を読んでくださっているあなたはどうでしょうか。
共同購入はできない
パルシステムに限らず生協の宅配では、共同購入といって、数人分の商品を一か所にまとめて配達してもらえる制度を設けているところが多いです。
制度内容はそれぞれ違いますが、パルシステムの場合は
- ふれんどパル(2人)
- グループパル(3人以上)
という制度があり、共同購入の場合は手数料が半額になるなどの割引がされます。
しかし、タベソダ利用者は個人宅配という扱いになり、この共同購入システムは利用できません。
もしご近所さんとこの制度を利用されている方、利用したいと考えている方は、タベソダの利用は選択肢から外れることになります。
請求書などが紙で発行されなくなる
毎週カタログを配達するサービススタイルの場合、
- 請求書
- お届け情報(納品書のようなもの)
- 商品の欠品情報
といったものが商品と一緒に届くのですが、タベソダ利用の場合は、これらも紙で発行されなくなります。
請求金額などはタベソダのマイページから確認ができます。
タベソダでのマイページはアプリ画面右上にあるマイページというアイコンをタップすると開きますよ。
このように注文履歴やお届け内容、請求金額といったものが確認できるようになっています。
パルシステムが来るのは商品配達がある週のみ
カタログが配達されるスタイルの場合、注文がない週でもカタログの配達があるので、毎週来てくれることになります。
しかしタベソダ利用の場合、パルシステムの訪問があるのは商品配達がある週のみになります。
これは、タベソダ利用でちょっと不便だなと感じる点です。
どういうことかというと、次の注文までしばらく時間が開いてしまった場合、食材を入れる通い箱もそのまま自宅で保管しなくてはならないのです。
通い箱は結構スペースをとるので、翌週には回収して欲しいところです。
しかしタベソダ利用の場合は、次の商品配達まで自宅保管が基本ルールとなっています。
配送料の割引制度がカタログ配達サービスと異なる場合がある
パルシステムには配送料が半額や無料など、割引になる特典が何種類かあります。
地域によって異なる利用条件が設定されているのですが、主な割引特典には次のようなものがあります。
- ベイビー特典・・・1才未満のお子さんがいる方が対象
- キッズ特典・・・就学前のお子さんがいる方が対象
- シルバー特典・・・シニアの方(年齢は地域により異なる)対象
- ハンズ特典・・・障がいをお持ちの方対象
タベソダを利用すると、上記の「ベイビー特典」「シルバー特典」「ハンズ特典」などの適用がなくなるのです(キッズ特典については受けられる場合もあり)。
利用者としては「受けられる特典があるなら受けたい」と思いますよね。
自分が特典利用者に該当するなら、タベソダの利用を先に延ばし、特典期限が終わってからタベソダを使うと良いですね。
一方で、
- 利用したときだけ費用が発生する
というシンプルで分かりやすい利用方法を優先したいという方もいるかもしれません。
パルシステム タベソダの手数料は1回165円~198円(税込)と比較的安めです。この金額が許容できるならなら、タベソダへの切り替えは大いにありだと思います。
割引制度は完全になくなるわけではなく、タベソダでも手数料が無料になる制度もあります。
タベソダの手数料と割引制度をまとめてみました。
《タベソダの手数料と割引制度》
*表は横にスクロールできます。
対象エリア | 手数料(配達料) | 利用可能な割引制度 |
---|---|---|
東京、埼玉、栃木 (佐野市、足利市)、 群馬、福島、山梨、 新潟(新潟市北区、 東区、中央区、江南区、 西区) |
1回198円(税込) *注文がない場合は 手数料なし |
キッズ特典: 母子手帳交付から小学校 入学前の子どもがいる方は、 1回5,000円(税込)以上の 注文で配達料無料 *割引制度の対象となる 利用料金として加算されない 商品もあり。 |
神奈川、千葉、茨城、 栃木(佐野市、 足利市以外の配達エリア)、 静岡 |
1回165円(税込) *注文がない場合は 手数料なし |
割引制度: 1回5,000円(税込)以上の 注文で配達料無料 *割引制度の対象となる 利用料金として加算されない 商品もあり。 |
自分の場合はカタログ配達スタイルとタベソダ利用とどちらが良さそうか、検討材料にしてください。
注文できない商品もある
パルシステムには様々なジャンルのカタログがあり、大半の商品がタベソダでも購入できますが、下記のカタログに掲載されている商品は注文できなくなります。
タベソダで注文できない商品
・『つむぐ』に掲載の商品
・『Caica』掲載のチケットの一部
『つむぐ』は生活雑貨など、『Caica』は演劇やテーマパークなどのチケットのカタログになります。どちらもチラシ程度の薄めのカタログです。
食材宅配メインで利用するならあまり関係ないかもしれませんが、このように注文できない商品も一部あります。
パルシステム タベソダとカタログ配達スタイルの比較
タベソダを利用する際の注意点を解説してきましたが、カタログが毎週届くスタイルとどう違うのか、比較できるように表にしてみました。
カタログ | タベソダ | |
注文方法 | ・注文用紙 ・WEBサイト ・アプリ (『webカタログ』、『ぽちパル』) |
スマホアプリ『タベソダ』のみ |
カタログ | あり | なし |
請求書、お届け情報など | 紙で配布 | 紙の配布なし アプリのマイページで全て確認 |
配達 | ・週1回、商品とカタログを配達 ・カタログは毎週届く ・配達は週1、固定曜日 |
・注文があった週のみ配達 ・配達は週1、固定曜日 |
不在時の留め置き | ○ | ○ |
手数料 | ・198~220円(税込) ・注文の有無に関係なく毎週かかる ・料金は地域により異なる |
・165円~198円(税込) ・配達のある週のみかかる ・料金は地域により異なる |
カタログ | タベソダ | |
手数料の割引・特典 | ・利用金額割引 ・ふれんどパル割引 ・グループパル割引 ・ベイビー特典 ・キッズ特典 ・シルバー特典 ・ハンズ特典 等 (条件等は地域により異なる) |
・利用金額割引 ・キッズ特典 (利用可能な制度、条件は地域により異なる) |
取扱い商品 | ・食料品、日用雑貨を主に、 衣料品やベビー、介護用品まで 幅広く取り扱っている。 |
・食料品、日用雑貨を主に、 衣料品やベビー、介護用品まで 幅広く取り扱っている。 ・『つむぐ』に掲載の商品、 『Caica』掲載のチケットの一部は 注文できない |
注文方法の選択肢、手数料のかかり方、特典制度などが比較ポイントとなりますね。
あとはどちらが自分に向いているかということになりますが、下記のような方ならタベソダは使いやすいと言えます。
タベソダ利用が向いている人
- 注文方法はアプリがあれば良い
- カタログは不要
- 特典対象に該当しない
- 配達時だけに手数料がかかる仕組みの方が、分かりやすくて良い
その逆であったり、ご近所さんと共同購入するという方は、カタログ配達スタイルの方が向いていますね。
タベソダのメリット・デメリット
今まで解説してきたタベソダの特徴などを踏まえると、タベソダのメリット・デメリットは次のようになります。
タベソダのメリット
- アプリ上で全て完結できるので、効率が良い
- 手数料が商品が届くときにしかかからない
- 注文頻度が少ない、短期間の利用でも使いやすい
- カタログがたまらない
- 目を通さないカタログなどが無駄にならない
必要なときだけ利用できるので、無駄がないというのは大きなメリットです。
例えば、
- 試しに使ってみたいけど、毎週カタログが届くのはちょっと面倒
- 実家が関東圏なので、帰省中だけ使ってみる
- 他の食材宅配と併用しているので、注文頻度は少な目
- パルシステムで気に入っている商品のみ買いたいが、毎週は注文しない
- お米などの重い物だけを注文したい
といった様々なケースでタベソダが役立つのではと思います。
タベソダのデメリット
- 毎週注文しない場合、次回の配達まで通い箱を保管しておかなければならない
- アプリ以外の注文方法が使えなくなる
- ベイビー特典、シルバー特典、ハンズ特典などの対象者は特典が受けられなくなる
特典に関しては、特典期間が終わってからタベソダに切り替えると良いと思います。通い箱の件も、注文に間が空いたとしても、次の配達時には回収してもらえます。
困るとしたら、万が一アプリが使えなくなったときに、代替の注文方法がないこと。
私のスマホでは問題なくアプリが動いているので、タベソダは便利で使いやすいと感じています。
しかし、ご自身のスマホでアプリを使うとよく落ちるとか、きちんと動作しないことが多いと感じているなら、タベソダがストレスに感じてしまう可能性もあります。
公式サイトの注意書きにもありますが、まずはタベソダをダウンロードをしてみて、
- アプリの起動ができるか
- ページの表示や操作ができるか
といったことをしっかり確認して、大丈夫そうならタベソダ利用を始めてみてください。
パルシステムのタベソダを始める方法2つ
タベソダがいいなと思われた方に向けて、ではどうやって始めたら良いのか、について解説します。
方法は2つありますが、どちらにしても前の項でお伝えしたように、まずアプリをダウンロードして正常に動作するか確認をしてくださいね。
カタログ配達スタイルからタベソダへの切り替え
既にパルシステムを利用していて、カタログ配達をしてもらっている方は、パルシステムに連絡をして切り替え依頼をする必要があります。>>>公式サイトのタベソダ案内ページ
その後、配送センターからタベソダへの切り替えがいつの注文分からになるのか連絡がきます。
申請タイミングによっては切り替えまでに10日程かかることもあるようです。
最初からタベソダに入会して利用
パルシステム入会前の方で、最初からカタログがなくても良いという方は、タベソダから入会して組合員になるという方法もあります。
入会手続きも全てアプリ上でできるので簡単です。
パルシステム入会前ならお試しセットからがお得
タベソダを使うには、
- 最初はカタログ配達サービスから始めて、様子をみてタベソダへ切り替える
- 最初からタベソダを使う
といった2通りの方法がありますが、入会前の方ならまず一番最初にお試しセットを利用するのがお得でおすすすめです。
というのも、カタログ配達でもタベソダでも、お試しセットは入会前にしか購入できないんです。
もしお試しセットの利用がまだなら、先に体験してからの入会でも遅くはありません。
パルシステムのお試しセットは下記の3種類から選べます。
どのセットも2,000円相当の食材が入って、1.000円(送料無料)でお試しできます。
《パルシステム お試しセットの種類》
定番満足 お試しセット |
有機野菜 お試しセット |
赤ちゃんとママの お試しセット |
肉や卵、牛乳などの定番食材の詰め合わせ | 旬の有機野菜8点程の詰め合わせ | 赤ちゃんのいるご家庭で役立つ冷凍食材の詰め合わせ |
入会前にパルシステムの食材の味を確かめられるチャンスなので、是非使ってみてくださいね。
ちなみにうちは定番満足お試しセットを頼みましたが、届いた商品はこんな内容でした。
お試しセットの最新内容は、公式サイトでチェックできますので、気になる方は覗いてみてくださいね。
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パルシステムのタベソダが使いにくかったら
タベソダを使ってみて、やはりカタログが手元に欲しいなと感じる方もいるかもしれません。
先述した通り、カタログ宅配サービスからタベソダへの切り替えは、パルシステムに連絡をして依頼する必要がありますが、タベソダもまた同様です。
タベソダからの切り替えは、タベソダで[その他]画面を開き、[カタログサービスのご案内]という項目からできるようになっています。
パルシステムに電話で問い合わせてみたのですが、タイミングによっては切り替えに時間がかかる場合もあるとのこと。
ですので、サービスの切り替えを考えたときは、多少の時間がかかるという心づもりでいるとよいと思います。
公式サイトでは 、切り替え手続き完了までに10日前後かかる場合があると表示されていました。
まとめ
パルシステムの注文アプリ、タベソダについて解説してきました。
パルシステムのタベソダは、
- 商品選びから注文までアプリ一つで完結する宅配スタイル
- カタログ配達はなし
- 注文したときだけ手数料が発生する
といった特徴を持ち、無駄なく・効率よくパルシステムの宅配を利用したい方にはおすすめです。
もしカタログが欲しいなとなれば、カタログが届く宅配スタイルに切り替えることも可能です。
利用する際のメリット・デメリットを確認して、自分に合っていそうなら一度試してみると良いですよ。
また、パルシステムの入会をこれから検討する方なら、まずはお試しセットを使ってみるのがおすすめです。
パルシステムの配達エリアの方なら、2,000円相当の食材セットを1,000円(送料無料)で試せます。
実際に食材を口にして、じっくり検討してみてください。
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