待ちに待った赤ちゃんの誕生。
無事に生まれてくれた~!と感動と安堵に浸れるのはほんの一瞬で、休む間もなく赤ちゃんのお世話が始まります。
産後は時間に追われて、つい自分の食事を後回しにしてしまいがち。
ですが、できるだけちゃんとした食事を摂るのがおすすめです。

特に産後1ヶ月は、ママの身体の回復期間。
バランスの良い食事をとって、自分の体を労わってあげる。
これ、とーーーっても大事です。

そんなときにとっても役立つのが、お弁当の宅配サービスです。
この記事では、
- 産後しばらくは弁当宅配を考えているけど、どうかな?
- 産後に向いてる弁当ってどんなタイプがいいの?
- いつ頃、どんなふうに準備したらよいのだろう?
等々、産後の弁当宅配に関する情報をお探しの方に向けて書きました。
ご自身の出産に向けて、ぜひ参考にしてくださいね!
弁当宅配のタイプは2種類
宅配弁当には大きく分けて
- 冷蔵タイプ
- 冷凍タイプ
の2種類があります。
それぞれの特徴を知って、自分に合うのはどちらのタイプか検討しましょう。
冷蔵タイプの弁当
冷蔵の状態で届けられる宅配弁当は、基本的にその日に食べることを前提に届けられます。
そのため消費期限は短く、大抵の場合は翌日となっています。
届いたものをそのまま食卓に出して食べるだけなので、一番楽ではありますね。
容器は使い捨て容器の弁当、軽く洗って返却する弁当など、サービス会社によって異なることもあります。
冷蔵弁当の場合、その日に食べる弁当を配達するのが基本です。
ですので、毎日冷蔵弁当に頼る場合は配達も毎日になります。
コープのように、留守の場合や在宅でも対応できないときには玄関先に置いていってくれるところもあれば、手渡しで配達のところもあります。
冷凍タイプの弁当
冷凍弁当は消費期限が長いため、長期保存が可能です。
妊娠中から準備してストックしておけるので、冷蔵タイプよりも使い勝手がよいです。
「今日は食べられなかったから別の日にしよう」といった融通が効くのは、冷凍タイプのメリットですね。
また、食べる時はレンジで温めるだけなので、手間もほとんどかかりません。
容器は使い捨てなので、洗って返却という手間もありません。
毎回配達される冷蔵弁当と違って、冷凍弁当はまとめて購入できる場合がほとんど。
配達頻度を少な目にすることも可能です。
毎日受け取るのが面倒だという方にも冷凍タイプは向いています。
赤ちゃんが生まれると、玄関のインターフォンの音にも気を使ってしまうことがあります。
赤ちゃんがやっと寝てくれた瞬間に、ピンポーン♪と鳴らされたときのショックといったらありません(^^;
そういった状況を減らせるというメリットも実はあるのですよ。
メリットの多い冷凍弁当ですが、気をつけなければいけないのが、冷凍庫スペースの確保です。
まとめて購入する時には、自宅の冷凍庫に何個くらい入るのか検討をつけ、スペースを確保してから注文する必要があります。
冷凍タイプの惣菜もある
同じ冷凍でも、弁当容器に入らずに、総菜が個々に冷凍されて届くタイプの宅配もあります。
このタイプの場合、総菜ごとに解凍をするので、食べたい総菜だけを食べることができます。
総菜の組み合わせを自分で決めて食べられる、という自由度がこのタイプの良さです。
こちらも冷凍ですので、長期保存ができます。
弁当容器に入ってない分、冷凍庫を占めるスペースも小さく済むというメリットもあります。
冷凍タイプの総菜は湯せんや流水で解凍するため、弁当よりは少し手間がかかります。
また、解凍したものを器に盛る必要があるので、そこも少しだけ面倒ではあります。
産後に使いやすい弁当宅配のタイプは?
ご紹介した3つの中で、産後におすすめなのは事前準備ができる冷凍タイプの弁当または総菜です。
予定日はあっても、実際赤ちゃんはいつ生まれてきてくれるのかは分かりませんよね。

慌てて注文なんてことになったとき、冷蔵弁当だと間に合わないことも考えられます。
その点、冷凍弁当なら事前にストックしておけるので安心です。
いつでも食べられる状態にしておき、赤ちゃんの誕生を待つのがおすすめですよ。
産後の食事におすすめの弁当宅配サービス4選
産後ママが宅配弁当を選ぶ際に考慮すると良いポイントは、
- 冷凍タイプで出産前に準備ができる
- 栄養バランスが良い
- 配送料も高すぎない
といった点になります。
この3つを考慮しながら、おすすめの弁当宅配3社をご紹介します。
【食宅便】味・価格・使い勝手すべて良し!
食宅便は日清医療食品が運営している冷凍弁当の宅配サービスです。
食宅便の良さは、内容・価格・使いやすさのどれを取っても満足できる弁当宅配であること。迷ったら食宅便にしておけば間違いないです。
お弁当は5品構成で一度に色んなおかずを楽しめます。
1食で15品目以上を摂取できるようになっていて、栄養バランスが良いのはもちろん、味も良くて弁当宅配の中では一押しです。
コースは、
- 週替わりメニューのお弁当が届く「おまかせコース」
- 自分で食べたい弁当を選んで注文する「おこのみセレクトコース」
などがあり、それぞれのコースで選べるメニューも数多く用意されています。
また、産後ママはとにかくエネルギーを消耗するのでそれほど気にする必要はないと思いますが、カロリーや塩分、糖質コントロールなどを考えられた弁当メニューもあります。
こだわりたいポイントがある場合は、そういった弁当から選ぶのも良いですね。
弁当価格は1食当たり560円(税込)~と弁当宅配の中でも手頃で、1セット(7食入り)から注文できます(*コースによっては4食から注文できるものもあり)。
配送はヤマト便のため、日時指定もできるので便利です。
配送料は、都度注文だと1梱包につき780円(税込)。定期コースの利用なら半額の390円(税込)になります。
1梱包料金で2セットまで入れてくれるので、冷凍庫スペースさえあれば、まとめ注文をして送料を抑えのが経済的。

【ヨシケイ】安さ重視で選ぶなら!

ヨシケイは夕食食材を配達してくれるサービス会社ですが、冷凍弁当の宅配もしています。
取り扱っている弁当は下記の3種類です。
ヨシケイで注文できる冷凍弁当
- シンプルミール・・・3食分の弁当 1セットで1,030円(税込)(1食あたり約343円)
- バラエティミール・・・2食分の弁当 1セットで1,200円(税込)(1食あたり600円)
- ベジミール・・・2食分の弁当 1セットで1,280円(税込)(1食あたり640円)
ヨシケイの冷凍弁当の良さは、価格の安い弁当も取り扱っていること。
シンプルミールは、1食当たり約343円という安さなので、価格を抑えたい方には嬉しいですね。
品数が3品と少な目でも、栄養バランスもしっかり考慮されています。
また、ヨシケイの場合、注文数や金額にかかわらず配送料はいつでも無料なのも魅力。
配達は「手渡し」と「玄関先に留め置き」どちらでも対応してくれます。
通常価格でも安いお弁当ですが、実はさらに安くお試しできるサービスがあります。
それが、夕食ネットというサービスです。
ヨシケイが地域限定で展開しているサービスなんですが、こちらが利用できる地域の方なら、シンプルミールを50%オフでお試しできます。
一食あたりにすると、なんと約170円とう安さ!
最大10セット(30食分!)まで半額で試せるので、対象エリアの方はぜひこのサービスを利用してみてください。
公式サイトで自分の自宅が対象エリアか確認できるようになっています。
安いお弁当を探している方は、チェックしてみてくださいね!
【わんまいる】より手作り感を求めるなら!

わんまいるは冷凍総菜の宅配サービスです。おかずが一品ずつ真空パックされた状態で配達されます。
主菜1品と副菜2品が基本セットですが、弁当容器に入っていないタイプなので、食べたいものだけを食べられるという利点があります。
湯せんや流水で解凍して器に盛るという手間がありますが、解凍時間は5分ほどなのでそれほど時間はかかりません。

また、わんまいるの総菜は国産原料100%な上に合成保存料・着色料が不使用なのも、おすすめポイントです。
授乳が始まると、妊娠期以上に食べ物に気を使うようになります。
添加物が気になるママにも、わんまいるはおすすめです。
味にも定評があります。
どの総菜も冷凍していたとは思えない食感で、和食ベースの優しい味付けばかりで本当に美味しいです。
配送はヤマト運輸です。送料が935円(税込)と決して安くはないので、やはりまとめて注文して送料を抑えるといった工夫をすると良いと思います。
わんまいるには、初めての方向けのお試しセットも用意されています。
お試しセットは1食分である主菜1袋+副菜2袋が5食セットになって3,480円(税込)。
送料はかかってしまいますが、わんまいるの味や実際の使い勝手を知りたい方にはおすすめです。

【ママの休食】ごはん付きの弁当なら!
最後に、ご紹介するのはご飯もセットになったものをご紹介します。
ママの休食、というお弁当です。
ママの休食は2020年5月に開始されたばかり。妊産婦さん向けの冷凍弁当の宅配サービスです。
このお弁当の特徴は、
- ご飯+主菜+副菜つき
というオールインワンのお弁当であること。
また、妊産婦さんに必要な栄養はどのステージかで異なることから、メニューも、
- 妊娠初期
- 妊娠中後期
- 授乳期
といった選択ができるようになっています。
ママのご飯だけでなく、上の子や旦那さんの分も用意できるように、一般食のメニューもちゃんとあるのですよ。
デメリットは、定期便でも1食あたり900円超えと、他社と比べてお値段がちょっとお高めなこと。
ただ、添加物はできるだけ使わないなど、食の安全面はとても信頼できます。
宅配弁当を使うメリットとデメリット
自分に合うサービスを探しやすくなった今、様々なニーズに応えた宅配弁当サービスが存在します。
目的を叶えられる弁当宅配を利用することには、メリットがあります。
一方で、メリットがあればデメリットを併せ持っているのも事実。
メリットとデメリットを理解し、納得した上で産後に合った宅配弁当を利用していきましょう。
宅配弁当を使うメリット
宅配弁当を使う最大のメリットは、食事の準備が圧倒的に楽になるということです。
食事作りには以下のような多くの工程がありますが、宅配弁当を使うことでほとんどの工程を省略できます。
《宅配弁当を使って省けること》
1. 献立決め 2. 買い出し 3. 下ごしらえ 4. 調理 5. 配膳 6. 後片付け |
⇒ |
5. 配膳 6. 後片付け |
宅配弁当を使うことで1~4はやらずに済む! |
テーブルに弁当を用意して、食後に片づける。それだけで済みます。
食事作りにかかる時間を減らせば、その分赤ちゃんのお世話や自分の休息時間に充てることができますね。
また、「栄養のバランスが良い」というメリットもあります。
最近の宅配弁当は、専属の栄養士によって栄養バランスをしっかり考えられたメニューで作られているものが多いです。
塩分やカロリーもしっかり計算されています。
コンビニやスーパーの弁当だと、おかずがお肉や揚げ物に偏っていることが多いですよね。
宅配弁当であれば、野菜が多めの弁当や魚が主菜の弁当などもあり、バランス良く食べることができます。
授乳が始まると、人によってはオッパイが詰まりやすいというケースもあります。
詰まる原因は、飲ませ方や赤ちゃんの飲み具合など色々あるのですけど、食べた物にも影響されます。
私は母乳の出がかなり良くて詰まりやすい方だったのですが、つい脂分の多いものを口にしてしまって、しょっ中母乳マッサージにお世話になっていました(泣)。
そういう点からも、油分の多いおかずに偏っていない宅配弁当は頼れると思います。
宅配弁当を使うデメリット
宅配弁当を使うデメリットは、自炊よりもコストがかかってしまうという点です。
宅配弁当では、一食600円代くらいのものが多いです。
例えば、
平日の昼食を弁当にするなら5日分で約3,000円。一か月で約12,000円かかります(4週間と計算して)。
さらに夕飯や夫の分もとなると、今まで自炊をしていた家庭であれば、出費増は否めないです。
逆に、もともとお惣菜を買ったり外食する機会が多めの家庭であれば、それほど変わらないというケースもあると思います。
しかし、後ほど詳しく紹介しますが、一食あたり300円程度の宅配弁当もあります。
そういった価格の安い弁当と組み合わせることで出費を抑えることも可能です。
また、宅配サービスを受けるので仕方ありませんが配送料もかかります。
金額はサービス会社によって変わってきます。
この点は、
- 配送料が安め、または無料の弁当宅配サービスを選ぶ
- まとめて購入・配達してもらって送料を抑える
といった工夫をすることで、出費を抑えることができます。
産後一か月はこれから始まる子育てのスタート地点。
ママの体調が整わなければ育児は成り立ちません。

準備はいつ頃したらいい?
宅配弁当の準備は妊娠中にしておければベストです。
つわりも終わって体調が一番安定する時期に入ったら、余裕を持って検討できるといいですね。

出産前は赤ちゃんの身の回りの物など、準備するものがたくさんありますよね。
忘れないように、弁当宅配もリストの一つに加えておくと良いですね。
どこにするか決まったら、注文方法などを旦那さんと共有しておけば、いざという時にお願いできて良いかもしれません。
産後の養生はなぜ必要?無理をしないためにできること
出産後、ママの身体は妊娠前の状態に戻ろうとします。
この期間を産褥期、産後の養生期などと呼び、産後1か月くらいの期間がそれにあたると言われています。
出産は命がけの大仕事、疲れ切った体は回復させなければ後に響く
お産は病気ではないから・・そう言われることで、つい産後の体調回復を軽視してしまうこともあります。

大仕事を終えた出産直後は、身体の状態が大きく変化しているときです。
そのようなときにすぐに元通りの生活に戻るのは、病み上がりの人が通常の生活を送ろうとするのと同じこと。
完全な健康状態に戻っていない人がいつもと同じ生活を送れば、回復が遅れることが考えられますよね。
それと同じで、出産で身体を酷使した後に産前と同じ生活を送れば、回復が進まずにその状態を引きずったまま子育てしなくてはなりません。
自分だけでなく、子供や家族のためにも、無理せずしっかり養生する必要があるのです。
また、生まれたばかりの赤ちゃんは昼夜関係なく「寝る、泣く、オッパイ」の繰り返しです。
安定しないうちは授乳間隔も短くて、さっきあげたと思ったらもう次のオッパイ・・・という感じ。
そんな状況なので、産後の疲弊した身体に追い打ちをかけるように、睡眠不足も重なってきます。

育児日記の字がヨレヨレで、相当疲れていたと思います。。。
これから長く続く子育てを前向きなものにするためにも、産後1ヶ月は可能な限り家事は最低限にするのがベスト。
赤ちゃんのお世話と自分の身体を休めることに、時間を費やしてくださいね。
産後間もないうちは、頼れるものは何でも頼る!
産後の料理や洗濯といった家事は、頼れるものは何でも頼って助けてもらいましょう。
全てを一人で抱える必要はないですよ!
ご両親や旦那さん、産褥ヘルパーさんといった人手に頼るという方法だけでなく、宅配弁当のようなサービスを使うことは、産後を上手く乗り切るコツです。
私が小学生の長男を出産した頃は、まだスマートフォンの普及前。
ネットで宅配サービスを頼むにしても、PCを開く手間がありました。
でも今は誰もがスマートフォンを持つ時代となり、スマホ一つで簡単に弁当宅配のような便利なサービスを受けることができます。

産後の食事で気を付けたいこと
宅配弁当を利用することで、料理の手間を省いても栄養バランスのよい食事をすることができます。
最後に、産後の食事で注意したい点を2つだけあげておきますね。
まずはエネルギー補給をしっかり
育児は本当に体力を使います。
産後まだ回復しきれていない中で授乳も始まり、ママはいつも以上にエネルギーが必要です。
授乳婦の推定エネルギー必要量は、妊娠前より+350kcalと言われています。
主食はしっかり摂ってエネルギー補給をすることが大事です。
おかずだけでなく、ご飯もしっかり食べてくださいね!
母乳育児をしているママは、授乳中はスリムになることが多いです。
私も妊娠前より痩せて、ジーンズが緩くなったくらいでした。
無理に産後ダイエットなどをせずに、エネルギー補給をして体力を維持してください。
余談ですが、食事制限よりも骨盤ベルトなどを使って骨盤をきれいに戻すことを意識するほうが、産後ダイエットは成功します^^
水分補給もしっかりと
母乳育児中は、授乳による水分不足で便秘気味になることもあります。
便秘が悪化して辛い思いをしないように、意識的にいつもより多めに水分を摂るようにしましょう。

身体が冷えないように、常温以上の温かい飲み物での水分補給がおすすめです。
白湯も便秘には効果的です!
まとめ
産後におすすめの宅配弁当について解説してきました。
- 産後1ヶ月の産褥期は、自分の身体の回復のために養生が必須。頼れるものは何でも頼って、家事の負担を軽減する
- 冷凍の宅配弁当・総菜は長期保存ができて使いやすい
- 準備は妊娠中にできれば理想的
- 少々の出費は今後の育児のための必要経費として割り切る
産後の過ごし方は個々の環境事情によって色々ですが、ママが無理をしないことは何よりも大事です。
自分では普通と感じていても、意外と頑張りすぎていたりするもの。
便利アイテムを使って手を抜きましょう。
自分のもとに誕生してくれた赤ちゃんと穏やかな時間が持てるよう、準備万端でお産に臨めると良いですね!