みなさんおせち料理って毎年食べていますか?
おせちを食べているという方は手作り派ですか?購入派ですか?
インターネットが普及した今では、おせちも宅配サービスで取り寄せる家庭が増えてきていますね。
需要が増えた分、ネットのおせち通販も色んな種類のものが出てきて、どこがいいのか本当に迷います。

品数や値段、食べたい料理が入っているか等、選ぶポイントは色々ありますが、
- 冷凍おせち VS 冷蔵(生)おせち
これも迷うポイントの一つではないでしょうか。
料理は作りたてがおいしいというイメージがあるだけに、やはり冷凍タイプのおせちはまずいんじゃないのか?と思ってしまう方も多いと思います。
私も気になって色々調べてみたところ、どうやら冷凍おせちをまずくしてしまう原因の一つに解凍方法があることが分かりました。
この記事では、冷凍おせちを美味しく食べるポイントである解凍方法とともに、冷凍おせちのメリット・デメリットなどをまとめました。
冷凍おせち購入を迷われている方は、ぜひ参考にしてください。
冷凍したらおせちはまずくなるのか
今は様々な冷凍食材があり、味も作りたてと劣らないものも多いですが、おせちともなると
- 色々な食材を使っていて、解凍したときに味が落ちないか?
と気になりますよね。
冷凍おせちはどうやっておいしさを保っているのでしょうか。
またおいしく食べるコツはあるのか、確認していきたいと思います。
冷凍技術のおかげで味や品質を保てるようになっている
冷凍おせちは作りたてのおせちを急速冷凍したものです。

急速冷凍とは、簡単に言うと短時間で食材の温度を低下させて冷凍する技術のこと。
この冷凍方法を使うことで、食材の細胞組織の破壊を防ぐことができるんですね。

細胞組織が破壊されにくいということは、元々の状態を保てるということ。
食材だったら冷凍前の食材の状態を保てる ⇒ 品質を維持しやすいということです。
つまりはおいしさも冷凍前とほぼ変わらないというわけですね。
急速冷凍をして細胞組織が損なわれていない食材は、解凍時にもドリップ(冷凍した食材の細胞内にある氷が溶けだしてくる水)も出にくいのだそう。
冷凍しないものと全く同じというわけにはいかないでしょうが、冷凍技術の進歩のおかげでおいしい冷凍料理が作られるようになっているのですね。
冷凍おせちの解凍方法がおいしさを左右するポイント
急速冷凍した食材はドリップがでにくいと解説しましたが、ドリップが出るとうま味成分も一緒に流れ出てきてしまいます。
そのため、食材をおいしく食べるにはドリップをできるだけ抑えて解凍することが重要になってきます。
冷凍おせちを食べるときも同じで、どう解凍するかでおせちをまずくも美味しくもすると言えます。
おせちの解凍は冷蔵庫でじっくり時間をかけてするのがベスト
冷凍タイプのおせちの解凍方法は各社ほぼ同じで、冷蔵庫での低温解凍を推奨しています。
なぜ冷蔵庫での解凍が一番適しているのか?
それは冷蔵庫の中は温度が一定のため、品質を保持しながら解凍できるからです。
常温解凍という方法もあるようですが、その場合でも5度程度が推奨されています。
つまり、暖房が効いているような部屋ではなく、廊下や室外など外気に近い温度で解凍する必要がある、ということです。
ただ、常温解凍は冷蔵庫のように温度が一定ではありません。
ですので、冷蔵庫内での解凍方法より味や品質が劣化してしまう、という欠点があります。
解凍時間は丸一日かける
解凍時間は24時間としているところが多いです。
推奨時間は、メーカーによって多少異なります。
重箱を重ねた状態、分けた状態での解凍時間の目安が違ったりと詳細に解凍方法を提示しているメーカーもあります。
また、食べる直前には30分ほど常温においておくとよりおいしくなる、といった説明が見られるメーカーもあります。
冷凍おせちを購入する際は、必ず購入したおせちのサイトで解凍方法を確認するのが良いです。

冷凍おせちのメリット・デメリット
冷凍おせちは宅配おせちの主流になってきているだけあって、メリットも多いです。
その反面、当然デメリットもあります。
メリット・デメリットを理解した上で、自分の家庭に冷凍おせちが向いていそうか判断すると良いですよ。
冷凍おせちのメリット
《食べるタイミングに合わせて解凍できる》
冷凍食品の一番のメリットは長期保存ができることです。
購入が早くても冷凍庫に保存しておけば、食べるタイミングに合わせて解凍するので一番新鮮な状態で食べられます。
《合成保存料などを無添加で作ることができる》
冷凍おせちは作りたてを冷凍しているので、合成保存料のような添加物を使用せずに作られているものが多いです。
逆に冷蔵(生)おせちは、鮮度を維持するために保存料が使われることもあるようです。
添加物ができるだけ少ないおせちを食べたいと考えるなら、実は冷凍おせちのほうが向いています。
《従来のおせちと比べて薄味で仕上げられているものが多い》
おせち料理はもともと日持ちをよくするために、濃いめの味付けで作られています
しかし冷凍おせちなら、冷凍してしまえば鮮度を維持できるので、日持ちをよくさせるために濃い味付けにする必要がありません。
余計な味付けをしないため、口コミなどを見ていても「濃すぎずちょうどよい」という評判をよく見かけます。
今までおせちが濃い、甘ったるいと感じていた人は、冷凍おせちを試してみる価値ありですね。
冷凍おせちのデメリット
《解凍に時間がかかる》
冷凍して新鮮さを保っている冷凍おせち。
新鮮さはキープできているけれど、届いてすぐに食べられないというのはデメリットと言えます。
おせちの解凍時間は24時間としている所が多いです。
そのため、遅くとも食べる1日前までには受け取り、解凍を始める必要があります。
《食材によっては風味が落ちることもある》
冷蔵(生)おせちと比べると、食材によっては多少風味や食感が落ちるものもあるようです。
先述した通り、解凍してドリップが出るとうま味も一緒に流れ出てしまいます。
そのため、水分の多めの食材や汁気のある料理だと、風味が落ちることも考えられますね。
冷凍おせちのお品書きを見ると、汁気の多そうなものは少ないので、その辺も考えての品構成になっているのではないかとは思います。
そして、先述した通り、風味を損ねないためには解凍方法が最も大切です。
間違った解凍方法をしないように、検討している冷凍おせちがあったら、冷凍方法もしっかりと確認してください。

おすすめの冷凍おせち 2021!早割もあり
(追記:2021年お正月用のおせち販売は、終了しています)
おせちは早い時期から予約が始まり、12月に入る前に売り切れてしまうような商品もあります。
早めの予約で割引されるおせちもあるので、気になるおせちはチェックしておくのがおすすめです。
オイシックスのおせち料理
オイシックスは、ミールキットやおいしい野菜の宅配などで有名な食材宅配サービス会社です。
冷凍おせちの販売も毎年行っていて、2021年のおせちの申込も始まっています。
- 素材は厳選したものを使用
- 合成保存料や着色料の使用はなし
- 中国産の主原料の使用はなし
- 放射線物質検査を行う
など厳しい基準を設けておせち料理も販売しています。
オイシックスの食材は「子供に安心して食べさせられる」を安全基準にしています。
私も定期的に利用していますが、味や品質についてとても満足しているので、オイシックスのおせちも安心して注文できます。
オイシックスのおせちには二段重、三段重とあり、
- 和を堪能できるおせち
- 和風と洋風メニューを両方楽しめるおせち
- 和洋に中華オードブルが付いたおせち
といった種類のおせちが用意されています。
こちらの画像は、2020年に食べた「上高砂豊」というおせち。4~5人向けとして販売されています。
メニューは毎年進化しています。2021年はどのようなおせち内容か、気になる方はぜひ一度オイシックスの公式サイトをチェックしてみてくださいね。

(追記:2021年のオイシックスのおせち販売は終了しています)
板前魂のおせち
もう一つ人気のおせちとして、木村佳乃さんがイメージキャラクターを務める板前魂のおせちをご紹介します。
実は私がこのおせちの知ったのは、友人の口コミからなんです。
彼女はご実家に毎年おせちをプレゼントしているとのことで、板前魂のおせちが家族に好評だったと聞きました。
今年もこちらのおせちをプレゼントする予定だそうで、今回で3度目のリピートだそう。
販売サイトを見ると分かりますが、オイシックスと同じように安全面では徹底しており、食材も厳選したものを使っています。
また、お値段が3人前の三段重でも1万円以下という手頃な価格のおせちもあり、初めて冷凍おせちを試す方にもおすすめできます。
こちらは2020年のお正月に注文した「花籠」というおせちです。
私の実家ではお正月に姉弟家族が10人ほど集まるので、先に紹介したオイシックスのおせちと合わせて利用しました。
花籠は板前魂の中でも人気のおせちで、3人前33品目入って9千円台♪
実家の両親や弟家族も「値段は安いのにおいしいね♪」と気に入っていました。
今年は外出制限など色々ありましたよね。
我が家の2021年のお正月は、いつもと同じように帰省をするか、まだ分かりません。
でも、両親におせちのプレゼントはしてあげたいなと思っています。
板前魂でも2021年のおせちも予約注文が始まっています。
どんなおせち料理か興味を持たれたら、公式サイトをチェックしてみてくださいね。

(追記:2021年の板前魂のおせち販売は終了しています)
まとめ
冷凍おせちはまずいのか?の疑問について、調べた結果を解説してきました。
冷凍技術が進歩した今、冷凍おせちは生おせちと変わらない美味しさを再現できるようになってきています。
美味しく食べるコツは、購入した私たちが正しく食材を取り扱うこと。
冷凍おせちを購入した際は解凍方法に十分注意して、美味しいおせち料理と共に素敵な新年を迎えてくださいね。